宇宙文明 2014 7 13
書名 ナショナル ジオグラフィック 2014年7月号
出版社 日経ナショナル ジオグラフィック社
「地球外生命が見つかる日」
これまでに確認された太陽系外惑星1771個のうち、
恒星から、ほどよい距離で、
生命にとって暑すぎも寒すぎもしない領域に位置する惑星は、
14個もある。
(引用、以上)
もう、そんなに確認されたのですか。
そこに、一抹の不安を感じます。
このような探索が、予想外に急ピッチなので、
今後、加速度的に効率がよくなって、
「見つけてしまう日」が来るかもしれません。
ただし、そこに不安を感じます。
宇宙には、平和に暮らしている惑星があります。
そういう惑星の平和が脅かされないかという懸念があります。
念のために書いておきますが、
宇宙船を持っているからといっても、
必ずしも科学技術が発達しているわけではありません。
高度に科学技術が発達している惑星からの技術供与、
つまり、宇宙船のライセンス生産があるでしょう。
そういう技術すらない惑星では、
宇宙船の「レンタカー」があるでしょう。
ここで、疑問が湧くかもしれません。
なぜ、地球には宇宙技術が与えられなかったのかと。
その理由は、地球の歴史にあります。
たとえば、欧州の歴史を見てみましょう。
欧州大陸では、数多くの戦火が繰り返されてきました。
その欧州大陸に一時の平和が訪れた時、どうなったか。
「アフリカ分割」を始めました。
その「アフリカ分割」が終わると、どうなったか。
今度は、また欧州大陸において二度の世界大戦となりました。
こうした「地球人」に宇宙技術を与えると、どうなるか。
「アフリカ分割」どころか、「宇宙分割」まで始めるでしょう。
若者には、「アフリカ分割」は古すぎる話かもしれません。
それならば、「アバター」という映画を思い出してください。
地球人に宇宙技術を与えると、どうなるかが、よくわかる映画だと思います。
欧州による「アフリカ分割」を書きましたが、
アメリカも、アフリカ大陸から黒人を連れてきて奴隷として酷使しました。
どうやら地球人には、文明が劣った国や地域を侵略する傾向があるようです。
しかしながら、たとえ文明の劣った国にも「人権」はあるはずです。
アフリカ分割にしても黒人奴隷にしても、
「人権軽視」が招いた悲劇でした。
それでも、最近の地球は、「人権」を尊重するようになりました。
やっと、宇宙の文明レベルに近づいたということです。
やがて、宇宙技術が与えられる日が来るでしょう。